「ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい持続するの?」
「長持ちさせる方法はある?」
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
ヒアルロン酸の効果はおよそ半年から1年半ほど持続しますが、製剤や個人差によっても異なります。
今回はヒアルロン酸注射の効果の持続期間や、長持ちさせる方法を解説します。ヒアルロン酸注射を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は半年〜1年半
ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は半年から1年半ほどですが、実際は製剤や個人差により異なります。
当院で使用しているヒアルロン酸製剤の持続期間と特徴は以下の通りです。
ヒアルロン酸製剤 | 持続期間 | 特徴 |
---|---|---|
ボルベラXC | 最大約12ヶ月 | 柔らかめで、主に唇や口周りに使用される。 |
ボリューマXC | 最大約18〜24ヶ月 | やや硬めで、フェイスラインや顎、頬などに使用される。効果が長い期間持続する。 |
ボラックスXC | 最大約18ヶ月 | 硬めで鼻や顎などの輪郭形成に使われる。ゆっくり吸収されるため、比較的長く効果が持続する。 |
レスチレン®リド | 最大約18ヶ月 | 柔らかめで、刻まれたシワやほうれい線に使用される。 |
レスチレン®リフト™リド | 最大約18ヶ月 | やや硬めで、フェイスラインや顎、頬などに使用される。効果が長い期間持続する。 |
ヒアルロン酸は徐々に吸収されるため、3〜6ヶ月ほど経つと最初の頃よりボリュームが減少し始めます。柔らかい製剤のほうが効果が消失するのが早い傾向です。
また、唇や目の周りは動きが多く皮膚が薄いため、持続期間が短くなることがあります。
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるには?
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるためには、以下のことに注意しましょう。
- 高品質なヒアルロン酸製剤を選ぶ
- 注入部位に合ったヒアルロン酸製剤を選ぶ
- 定期的に注入する
- 適量の範囲内で多めに注入する
- 正しい生活習慣を心がける
- 施術直後のマッサージや美顔器は控える
順番に解説していきます。
高品質なヒアルロン酸製剤を選ぶ
ヒアルロン酸注射の持続期間は、製剤によって異なります。高品質な製剤であれば長持ちが期待できますが、安価で低品質な製剤だとすぐに効果が薄れてしまう可能性もあります。
なお、当院では厚労省に認可された製剤を導入していますので、ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせたい場合はぜひご相談ください。
注入部位に合ったヒアルロン酸製剤を選ぶ
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、向いている注入部位が異なります。
例えば、唇や目元のような柔らかい部位にはソフトな製剤が適しており、顎や頬などのリフトアップを目的とした部位には硬めの製剤が適しています。
適切なヒアルロン酸製剤を選ぶことで、より長く効果を保つことが可能です。
定期的に注入する
ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果を持続させるためには定期的に注入するのがおすすめです。
レスチレン®リドが完全に体内に吸収される前に2回目の注入をおこなうと、最長約36ヶ月もの間シワ改善の効果が続くとされています。
とはいえ短いスパンで注入を繰り返すと整形顔になりやすいため、最低でも1年間は期間を開けましょう。
適量の範囲内で多めに注入する
効果を長持ちさせるために、施術時に適量の範囲内で少し多めに注入することも一つの方法です。
特に頬や顎などの部位では最初にやや多めに注入することで、ヒアルロン酸が吸収されても効果が長く続きます。
ヒアルロン酸注射の適応量については、以下の動画も参考にしてください。
正しい生活習慣を心がける
ヒアルロン酸の効果の持続期間を短くする要因として、生活習慣の乱れが挙げられます。生活習慣が乱れると体内でのヒアルロン酸生成が妨げられ、注入したヒアルロン酸が消費されてしまうためです。
正しい食生活や規則正しい睡眠を心がけることで、ヒアルロン酸の効果が長持ちしやすくなります。
施術直後のマッサージや美顔器は控える
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるためにも、施術直後のマッサージや美顔器の使用は控えましょう。
施術を受けてすぐにマッサージや美顔器を使用すると、注入したヒアルロン酸が変形したり吸収が早まったりします。少なくとも2週間程度はマッサージや美顔器の使用は控えるようにしましょう。
ヒアルロン酸注射の効果が現れ始めるまでの期間は?本格的な実感は1〜2週間後
ヒアルロン酸注射は施術してすぐに効果を実感できますが、本格的に実感するまでには1〜2週間ほどかかります。
3〜6ヶ月ほど経つと徐々にボリュームが減少し始めるでしょう。製剤によっても異なりますが、半年〜1年ほどは効果が持続します。
ヒアルロン酸注射を次回打つまでに空けるべき期間は?1年程度が目安
十分な量のヒアルロン酸を注入した場合は、最低でも1年は空けてから施術を受けましょう。短期間でヒアルロン酸を継ぎ足していくと、いわゆるヒアルロン酸顔になる恐れがあります。
注入量が少なければ1年経つ前に再度注入しても大丈夫ですが、自己判断せずに医師と相談することが大切です。
ヒアルロン酸注射がバレないかどうか不安な方は、以下の動画もご覧ください。
ヒアルロン酸注射を短い期間で再実施したい場合は?分解注射を検討
仕上がりにどうしても納得できない場合は、ヒアルロン酸分解注射でヒアルロン酸を分解し元の状態に近づけることができます。
ただし、ヒアルロン酸分解注射を実施してからすぐに再度ヒアルロン酸を注入すると、失敗やトラブルの原因になるので極力避けましょう。できれば1週間ほど経ってから再実施するのが望ましいです。
まとめ
ヒアルロン酸注射の効果は、製剤にもよりますが半年から1年ほど持続します。効果の持続期間は医師の技術やヒアルロン酸の種類などによっても左右されるため、長持ちさせるには技術力の高い医療機関を選ぶことが大切です。
当院では厚生労働省が認可したヒアルロン酸を使用し、ミリよりも細かい単位で注入位置を調整して施術を行います。ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
※国内における未承認医薬品・医療機器が含まれる自由診療となります。
※施術に使用する医薬品・医療機器は医師の判断のもと、個人輸入にて入手しています。
※個人輸入において注意すべき医薬品等については、厚生労働省からの案内もご参照ください。
※本施術に使用でき、かつ同一の性能を有する他の国内承認医薬品・医療機器はありません。