「おでこへのヒアルロン酸注射にはどんな効果があるの?」
「ダウンタイムはどのくらいあるの?」
このように気になっている方もいるのではないでしょうか。
おでこにヒアルロン酸を注射すると柔らかく女性らしい、丸いおでこが手に入ります。加齢によってこめかみあたりが痩せてきた人にもおすすめです。
今回はおでこへのヒアルロン酸注射のメリット・デメリットや、ダウンタイムなどについて解説します。おでこへのヒアルロン酸注射を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
おでこへのヒアルロン酸注射とは
おでこへのヒアルロン酸注射とは、おでこにボリュームを持たせて丸みを出したり凹凸を解消したりする施術です。
加齢とともにハリを失ったりおでこの骨が後退したりすることで、おでこはごつごつとした印象になっていきます。ヒアルロン酸注射で丸みを持たせることで女性らしい雰囲気になり、見た目を若返らせる効果も期待できます。
おでこへのヒアルロン酸注射のメリット
おでこへのヒアルロン酸注射には、以下のようなメリットがあります。
- 柔らかく女性らしいおでこにできる
- おでこのシワを軽減できる
- 施術直後から変化を実感できる
- 短時間で施術が完了する
- ダウンタイムが少ない
ひとつずつ解説します。
柔らかく女性らしいおでこにできる
ヒアルロン酸注射によっておでこに丸みを持たせると、柔らかく女性らしい印象になります。
おでこが平坦だったり、凹みがあったりするとごつごつとした硬い印象や老けた印象になりがちです。
またヒアルロン酸注射は理想通りの形を作れるため、丸みの中心の位置を調整することで丸顔や面長を解消する効果も期待できます。
おでこのシワを軽減できる
加齢によってできたおでこのシワは、ヒアルロン酸注射で解消できます。
おでこのシワは脂肪が減ったり皮膚の水分が失われたりすることで、皮膚がたるむことが原因です。
ヒアルロン酸が内側から皮膚を支えることでシワが伸び、凹凸の少ない肌になります。
施術直後から変化を実感できる
ヒアルロン酸注射は施術直後から変化を実感できるのがメリットです。
すぐにシワを改善したい、丸みのあるおでこにしたいという方はヒアルロン酸注射を検討してみましょう。
短時間で施術が完了する
ヒアルロン酸注射は15〜30分と短時間で施術が完了するのが魅力です。皮膚の切開もなく注射だけなので、施術後すぐに日常生活へ戻れます。
予定を丸一日空ける必要がなく、仕事や私生活が多忙な方におすすめの施術です。
ダウンタイムが少ない
おでこへのヒアルロン酸注射はダウンタイムが少ないのも特徴です。皮膚を切らないため、施術後もすぐに帰宅できます。
しかし、おでこのヒアルロン酸注射は入れる本数が多いと、1週間ほど腫れることがあります。また目や鼻根部が重力で下がり、浮腫むことも多いです。
当院では内服薬を処方して、なるべくダウンタイムが少なくなるようにしております。
おでこへのヒアルロン酸注射のデメリット
おでこへのヒアルロン酸注射には、以下のようなデメリットがあります。
- 効果は永続しない
- 医師の技量や注入量によってはボコボコした見た目になる可能性がある
- 医師の技量や注入量によっては「整形顔」の原因になる
- 低確率だが重大な副作用のリスクがある
詳しく解説します。
効果は永続しない
ヒアルロン酸の効果が永続しないことは、デメリットとして知っておきましょう。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する物質なので、時間経過とともに体内に吸収されていきます。
初回施術の効果の持続期間はおよそ半年〜1年ほどです。施術を繰り返すごとに持続期間は伸びる傾向にありますが、定期的な施術は必要です。
医師の技量や注入量によってはボコボコした見た目になる可能性がある
ヒアルロン酸注射は医師の技量によって仕上がりが左右されやすく、違和感のある見た目になる恐れもあります。
きれいな丸みのあるおでこにするためには、ヒアルロン酸を均一に注射することが必要です。
医師の技量が足りない場合や注入量が多すぎた場合、注射した部位にしこりができてボコボコする可能性があります。
医師の技量や注入量によっては「整形顔」の原因になる
医師の技量や注入量によっては、いわゆる「整形顔」になってしまう可能性があります。
おでこにヒアルロン酸を入れすぎると、他の部位に対してつるっとしすぎた質感になり、違和感が生まれます。
自然な仕上がりを目指す場合や、ヒアルロン酸注射がバレたくない方は、一度に入れすぎないのがよいでしょう。
以下の動画ではヒアルロン酸がバレる理由や、バレない方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
低確率だが重大な副作用のリスクがある
確率は高くありませんが、ヒアルロン酸注射後に重大な副作用が現れるおそれもあります。ヒアルロン酸注射の重大な副作用には、以下のような症状が挙げられます。
- 血管塞栓
- アレルギー反応
- 感染
- 視力障害
など
ヒアルロン酸が誤って血管内に入ると血管が詰まり、血流障害を起こします。目の血管が詰まった場合は、最悪失明する可能性も否定できません。
またヒアルロン酸は体内にもともとある物質ですが、まれにアレルギーを引き起こす場合があります。他にも針を指した部位から感染を起こすリスクもあります。
どれも低確率ではありますが、リスクがあることは覚えておきましょう。
おでこのヒアルロン酸注射の適切な量は?2〜3cc程度が目安
自然な仕上がりを目指す場合は、2〜3cc程度をおすすめしています。
凹みを少し補正するくらいの注入量でも、十分にきれいなおでこになります。より丸いおでこにしたい場合は、3〜4ccほど注入してもよいでしょう。
また35歳以上になると凹みの程度が強くなるため、1ccだと物足りなかったり凹みが部分的に残ったりするため、2cc以上がおすすめです。
注入量はそれぞれの好みにもよるため、医師と話し合って理想の仕上がりを共有することが大切です。
ヒアルロン酸注射の適切な量についてもっと具体的に知りたい方は、こちらの動画も参考にしてください。
他のおでこの美容施術とヒアルロン酸注射の違い
ヒアルロン酸注射 | エランセ注入 | プロテーゼ挿入 | 脂肪注入 | |
---|---|---|---|---|
持続期間 | 半年〜1年 | 1〜4年 | 半永久的 | 半永久的 |
ダウンタイム | 2〜3日 | 1〜2週間 | 3ヶ月 | 3日〜1週間 |
メンテナンスの頻度 | 定期的に再注入が必要(最低1年以上空ける) | 再注入不可 | 不要 | 定着すれば不要 |
アレルギーや拒否反応 | リスクあり | リスクあり | リスクあり | ほとんどなし |
肌質改善効果 | なし | なし | なし | あり |
おでこの美容施術はヒアルロン酸以外にもいくつかあります。それぞれの美容施術とヒアルロン酸注射の違いを解説します。
エランセ注入
エランセ注入とはコラーゲンブースターと呼ばれる注入剤(エランセ)を入れる施術で、注入した部位のコラーゲン生成を促します。エランセは体内に吸収される成分であるため、体内に異物が残ることはありません。
エランセ注入はヒアルロン酸注射に比べて持続期間が長いのが特徴です。
ヒアルロン酸注射は徐々に吸収されて効果が減少していきますが、エランセ注入ではコラーゲン生成が促進されるため効果が長く続きます。
プロテーゼ挿入
プロテーゼ挿入は、おでこの生え際を切開しプロテーゼという人工軟骨を入れて、おでこを丸くする施術です。
プロテーゼ挿入では効果が半永久的に持続するのがメリットです。ヒアルロン酸注射では効果を持続させるために定期的に施術を受ける必要がありますが、プロテーゼ挿入では一度の施術で済みます。
しかし切開が必要であることと拒否反応が起こる可能性を考えると、ヒアルロン酸注射に比べてハードルが高い美容施術です。
脂肪注入
脂肪注入とは、自身から吸引した脂肪をおでこの凹みやくぼみに注入することでボリュームを出す施術です。
注入した脂肪の約50%は体内に吸収されますが、定着した脂肪は半永久的に残ります。自分の脂肪なのでアレルギーが起こるリスクはほぼありません。
ヒアルロン酸とは違い、脂肪吸引の際には切開が必要です。そのため脂肪注入の方が施術のハードルが高いといえます。
おでこへのヒアルロン酸注射で腫れ(ダウンタイム)が続く期間は?2〜3日程度で落ち着く
ヒアルロン酸注射のダウンタイムは2〜3日ほどで落ち着きます。長くても1週間程度で治まるでしょう。
腫れや赤みなどが見られますが、症状は比較的軽いためほとんど影響がない方もいます。また、ダウンタイム中は前髪で隠せばあまり目立ちません。
おでこへのヒアルロン酸注射の副作用
おでこへのヒアルロン酸注射では、以下のような副作用が起こる可能性があります。
- 腫れや赤み
- しこり
- 内出血
- アレルギー
- 血管塞栓
など
おでこや眉間は血管が多く通っており、確率は低いものの血管塞栓が起こるリスクがあります。
とはいえ、ほとんどの場合は軽い腫れや赤みなどで済みます。
おでこのヒアルロン酸が目元へと落ちてくることはある?基本は落ちてこない
おでこのヒアルロン酸が目元へと落ちてくることは、基本的にありません。おでこに使用するヒアルロン酸は硬めのものが多く、簡単に移動しにくいためです。
柔らかいヒアルロン酸を大量に注入すれば落ちてくることもあるかもしれませんが、通常はそのような施術はしないため心配ないといえます。
むしろおでこのヒアルロン酸注射では皮膚が持ち上がることで、目の開きが良くなったり、リフトアップしたように見える効果も期待できます。
おでこへのヒアルロン酸注射の当院症例
当院における、おでこへのヒアルロン酸注射の症例を紹介します。
【症例1】
施術内容 | こめかみヒアルロン酸 4cc |
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施術の価格 | 319,000円(税込) ※自由診療 |
施術回数 | 1回 |
副作用・リスク | アレルギー、内出血、血管塞栓、仕上がりの僅かな左右差など |
【症例2】
施術内容 | 額・こめかみヒアルロン酸 3cc |
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施術の価格 | 242,000円(税込) ※自由診療 |
施術回数 | 1回 |
副作用・リスク | アレルギー、内出血、血管塞栓、仕上がりの僅かな左右差など |
どちらもおでこの輪郭が綺麗になり、ハリのある若々しい印象になっています。施術後の赤みや腫れもあまり気になりません。
おでこへのヒアルロン酸注射の値段(当院の場合)
当院のおでこへのヒアルロン酸注射の値段は、以下の通りです。
ヒアルロン酸(ボルベラ、ボリューマ、ボラックス) | 1本目:88,000円/1cc 2本目以降:77,000円/1cc |
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自然な仕上がりを目指す場合は2〜3cc、額を丸くしたい場合は3〜4ccほどがおすすめです。
仕上がりの理想によっても注入量や料金は変わるため、施術を検討中の方はぜひご相談ください。
まとめ
おでこへのヒアルロン酸注射は、凹凸を補正して丸いおでこを作る施術です。おでこを丸くすると柔らかく女性らしい雰囲気になります。
効果は永続しないため定期的な施術が必要ですが、切開しなくてよいため人気の美容施術です。
当院では自然な仕上がりを目指して注入を行っていますので、施術したことをバレたくないという方はぜひご相談ください。
※国内における未承認医薬品・医療機器が含まれる自由診療となります。
※施術に使用する医薬品・医療機器は医師の判断のもと、個人輸入にて入手しています。
※個人輸入において注意すべき医薬品等については、厚生労働省からの案内もご参照ください。
※本施術に使用でき、かつ同一の性能を有する他の国内承認医薬品・医療機器はありません。