「ポテンツァはニキビ跡に効果があるって本当?」
「ポテンツァでニキビ跡を消すには何回施術を受けるべき?」
ニキビ跡がなかなか消えず、ポテンツァを受けてみたいと考える方もいるのではないでしょうか。
ポテンツァはニキビ跡に効果が期待でき、ダウンタイムも短いことから人気が高い施術です。
今回はニキビ跡へのポテンツァの効果や、ニキビ跡治療の目安回数などを解説します。ポテンツァによるニキビ跡治療に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
なお、ポテンツァの実際の施術風景が気になる方は、こちらの動画がおすすめです。
目次
ポテンツァはニキビ跡に効果が期待できる
ポテンツァは肌のターンオーバーを促し、ニキビ跡の凹みを改善する効果が期待できます。
ポテンツァはマイクロニードル(超極細針)を肌に刺し、針から高周波を照射する治療法です。あえて肌に負担をかけることで治癒力を高め、肌の生まれ変わりやコラーゲン生成を促します。
ニキビ跡の凹みは、ニキビの炎症によって組織が萎縮することで形成されます。ポテンツァによって皮膚の萎縮が改善されると、ニキビ跡の凹みが目立ちにくくなります。
ポテンツァを何回受ければニキビ跡は元に戻る?程度によって4〜10回以上が目安
ポテンツァでニキビ跡を治す場合、ニキビ跡が浅ければ4〜5回ほどで改善が見込めます。しかし肌の深い部分までダメージが及んでいる場合には、5〜10回以上の施術が必要なことも。
ポテンツァでニキビ跡を元に戻すなら、最低でも4回は施術を受けるつもりで予算や期間をシミュレーションしましょう。
ポテンツァでニキビ跡を治療するメリット
ポテンツァによるニキビ跡の治療には、以下のようなメリットがあります。
- 施術後のダウンタイムが短い
- さまざまな肌タイプに対応できる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
施術後のダウンタイムが短い
ポテンツァは極細の針と高周波を用いた施術のため、肌の表面に大きなダメージを与えず、施術後のダウンタイムが短いのが特徴です。
施術後の赤みや腫れが少なく、メイクで隠せば翌日〜数日後には日常の生活に戻れます。
ポテンツァは、長期間のダウンタイムをとるのが難しい方におすすめの施術です。
さまざまな肌タイプに対応できる
ポテンツァはニードルを刺す深さや照射エネルギーを調節することで、さまざまな肌タイプに対応できるというメリットがあります。
針の本数や長さの異なるチップが多数あるため、肌の悩みや患者の肌に合わせて変えられます。
また照射エネルギーやパルス幅も細かく調節可能です。
活動性のニキビに適したポテンツァのチップは「1ニードルチップ」
1ニードルチップとは1本だけ針がついたチップで、活動性のある赤いニキビに有効です。1本の針に高周波のエネルギーを集中させ、皮脂腺を焼却することで、ニキビの再発を予防できます。
ニキビは同じ箇所にできることが多いので、繰り返しニキビが起こる箇所に対しては、1ニードルで予防するのがおすすめです。
ニキビ跡に適したポテンツァの薬剤
ポテンツァには「ドラッグデリバリーシステム」という独自の機能があります。ポンピングチップと薬剤を併用することで、真皮層まで薬剤をしっかり届けることが可能です。
凹みのあるニキビ跡には、「マックーム」と「ジュベルック」が適しています。
薬剤 | マックーム | ジュベルック |
---|---|---|
主成分 | ポリ乳酸(PLLA) | ポリ-DL-乳酸(PDLLA) |
効果 | 線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促す | 線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促す |
副作用 | 色素沈着、赤み、内出血、むくみ、色素沈着、硬結など | 色素沈着、赤み、内出血、むくみ、色素沈着、硬結など |
効果の持続期間 | 数ヶ月〜2年ほど | 1〜2年ほど |
マックームとジュベルックの主成分や効果は同じですが、効果の持続期間が異なります。ジュベルックのほうが効果が長持ちします。
またジュベルックは粒子の大きさがマックームと比較して小さく、しこりなどが起こりづらい製剤であるため、水光注射としても使用されています。
ポテンツァによるニキビ跡治療の症例
当院における、ポテンツァによるニキビ跡治療の症例を紹介します。
施術内容 | ポテンツァ |
施術の価格 | 190,080円(税込) ※自由診療 ※症状によって変動します |
施術回数 | 3回 |
副作用・リスク | 赤み・熱感・腫れ、痛み、かさぶた、色素沈着、ニキビ・毛嚢炎 |
ポテンツァによるニキビ跡治療にかかる費用(当院の場合)
デザイニングポテンツァ ドラッグデリバリー | |
---|---|
1回 | 73,700円円 |
3回 | 198,990円 |
5回 | 313,225円 |
3回・5回セットは1回セットよりもお得に施術を受けられます。個人差はありますが、ニキビ跡の改善には最低でも4回ほどは施術が必要なので、3回・5回セットがおすすめです。
ポテンツァによるニキビ跡治療の経過・ダウンタイム
個人差はありますが、ポテンツァによるニキビ跡治療後の経過は以下の通りです。
- 施術直後:ダウンタイムの症状が現れる
- 施術から1〜3日後:ダウンタイムの症状が落ち着く
- 施術から4〜7日後
施術後の日数ごとに解説します。
施術直後:ダウンタイムの症状が現れる
施術直後は、赤みや腫れなどダウンタイムの症状が強く出ます。
施術では麻酔を使用しますが、麻酔が切れるとほてりやヒリヒリ感を覚える場合もあります。
施術から1〜3日後:ダウンタイムの症状が落ち着く
施術から1〜3日ほど経つと徐々に赤みや腫れが落ち着き、針を指した部分にかさぶたができます。
かさぶたは細かいため、メイクで隠せば通常通りの生活を送れるでしょう。
施術から4〜7日後:徐々に肌の変化を感じる
施術から4〜7日後にはかさぶたが剥がれ始めます。かさぶたによる肌のザラツキも解消され、肌の変化を感じるはずです。
ただしニキビ跡が深い場合は、1回の施術では完治しません。ニキビ跡の程度にもよりますが、4〜10回ほど施術を受ける必要があります。
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ポテンツァによるニキビ跡治療の流れ
クリニックによっても異なりますが、ポテンツァによるニキビ治療の流れは以下の通りです。
- 来院予約
- 診察・カウンセリング
- 洗顔・クレンジング
- 麻酔クリーム塗布
- 施術
- 帰宅
順番に解説します。
1.来院予約
まずは受診したいクリニックの来院予約をしましょう。予約方法は電話やお問い合わせフォーム、メールなどクリニックによってさまざまです。
当院では以下の方法で予約できます。
2.診察・カウンセリング
予約当日は受付を済ませたあと、医師による問診と肌状態のチェックを行います。その後、看護師が肌の悩みをヒアリングし、治療方法を決定します。
カウンセリングの際に施術回数の目安や料金プラン、治療計画などの説明があるため、気になることは気軽に相談しましょう。
3.洗顔・クレンジング
治療が決まれば、施術前にメイクを落とします。
当院ではクレンジングやタオルなどを用意していますので、手ぶらでご来院いただけます。
4.麻酔クリーム塗布
ポテンツァでは痛みが伴うため、希望の方は施術前に麻酔クリームを塗布します。麻酔クリームは皮膚の感覚を鈍くし、施術中の痛みの軽減が可能です。
麻酔の効果が出るまで、30分ほど待つ必要があります。
5.施術
麻酔が効き始めたら施術を行います。施術時間は約60分です。
当院ではカウンセリング時にヒアリングした内容をもとに、照射パワーや針の深さなどを調節して施術を行います。
6.帰宅
ポテンツァはダウンタイムの症状が軽いため、施術後はすぐに帰宅できます。
当日はメイクができないため、帽子やマスクを持参すると安心です。
ポテンツァによるニキビ跡治療のリスク・副作用
ポテンツァによるニキビ跡治療では、以下のようなリスク・副作用があります。
- 赤み
- 熱感
- 腫れ
- 痛み
- かさぶた
- 色素沈着
- ニキビ
- 毛のう炎
基本的には数日〜1週間程度で消失します。しかし症状の出方には個人差があるため、症状が悪化したり長期間続いたりする場合は、施術したクリニックに相談しましょう。
まとめ
ポテンツァはニキビ跡の治療に向いている施術です。ピンポイントで照射できる1ニードルチップや、薬剤を真皮内に注入できるポンピングチップなどがあり、症状に合わせて治療ができます。
当院では美容看護師歴4年以上の看護師が、丁寧にヒアリングを行い治療方針を提案します。消えないニキビ跡にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。