「ヒアルロン酸注射でゴルゴラインは改善する?」
目の下から頬にかけて現れるゴルゴライン(ゴルゴ線)をどうにかしたいと考えている方もいるでしょう。
ゴルゴラインはヒアルロン酸注射によって改善が見込めます。
本記事では、ヒアルロン酸注射によるゴルゴラインの改善効果やメリットについて詳しく解説します。ゴルゴラインが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ゴルゴライン(ゴルゴ線)とは?

ゴルゴライン(ゴルゴ線)とは、目の下から頬に向かって斜めに走る線のことを指します。ゴルゴラインは頬の靭帯が皮膚を引っ張ることでできたくぼみです。
加齢による脂肪の減少や皮膚のたるみ、表情筋の衰えなどによってくぼみが深くなり目立つようになります。
もともとゴルゴラインがある方もいますが、基本的には加齢によって出現し、疲れたような印象や老けた印象を与えやすくなります。
ゴルゴラインは加齢によって全員に現れるものではなく、頬骨が平らな方にできやすいです。また目元の脂肪が少ない方や、肌が薄い方などにも現れやすいといわれています。
ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射の効果
ヒアルロン酸を注入することで皮膚の内側からボリュームを補い、ゴルゴラインを目立ちにくくすることができます。
加齢によるゴルゴラインの出現は、顔の脂肪が減少することが主な原因です。ヒアルロン酸をゴルゴラインに注入することで溝が埋まり、目立たなくなります。
ゴルゴラインの改善にヒアルロン酸注射を選ぶメリット
ゴルゴラインの改善にヒアルロン酸を選ぶメリットには、以下のようなものがあります。
- 自然な仕上がりとなる
- 施術直後から変化を実感できる
- 短時間で施術が完了する
- ダウンタイムが少ない
- 安全性が高い
詳しく解説します。
自然な仕上がりとなる
ヒアルロン酸注射はもともと脂肪や骨があった部分のボリュームを補う治療なので、自然な仕上がりになるのが特徴です。極端な変化ではなく、ナチュラルな若返りが期待できます。
またヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので馴染みやすく、違和感が出にくいのもメリットの一つです。
施術直後から変化を実感できる
ヒアルロン酸注射は、施術直後から効果を実感しやすい施術の一つです。
内側から皮膚を支えるので、施術後すぐにゴルゴラインの改善を実感できるでしょう。すぐに悩みを解決したいという方にもおすすめの施術です。
ただし、本格的に効果を実感するのは1〜2週間後になります。ヒアルロン酸が徐々に馴染み、自然な状態に落ち着きます。
短時間で施術が完了する
ヒアルロン酸注射は施術が短時間な点もメリットです。クリニックにもよりますが、施術自体は一般的に10〜30分程度で終わります。
カウンセリングなどを含めても長い時間はかからないので、忙しい方でも気軽に受けられる点が魅力です。
ダウンタイムが少ない
ヒアルロン酸注射はメスを使用しないため、ダウンタイムがほとんどありません。施術後すぐに普段の生活に戻ることができるのも大きなメリットです。
ダウンタイムの症状も赤みや腫れなど軽度なものが多く、メイクで隠せる程度なので生活に支障はないと考えてよいでしょう。
安全性が高い
ヒアルロン酸は体内に存在する成分であるため副作用のリスクが低く、アレルギー反応や拒絶反応を起こしにくいといわれています。
また皮膚を切開する必要がない点でも、安全性が高いといえます。
ヒアルロン酸注射でゴルゴラインが消えないケース
ヒアルロン酸注射はゴルゴラインの改善に効果的ですが、以下のようなケースでは思ったような結果が得られないこともあります。
- 子どもの頃からゴルゴラインがある
- シミが同時に発生している
- 強いたるみがゴルゴラインを深くしている
詳しく解説します。
子どもの頃からゴルゴラインがある
先天的にゴルゴラインが目立つ方の場合、ヒアルロン酸注射だけでは十分な改善が難しいことがあります。
ゴルゴラインは靭帯が強く引っ張られることで出現するくぼみですが、子どもの頃からある方は靭帯の引っ張りが強く、ヒアルロン酸注射だけでは完全には消せません。
無理に多量のヒアルロン酸を注入すると頬がパンパンになってしまい、不自然な仕上がりになります。
シミが同時に発生している
ゴルゴラインに沿ってシミがある場合、影が強調されてヒアルロン酸注射だけでは十分に改善しないことがあります。
ゴルゴラインとシミが重なっていると、シミを見落としやすいです。ヒアルロン酸注射ではシミは消えないため、くぼみが改善してもシミによってゴルゴラインがあるように見えてしまう可能性があります。
強いたるみがゴルゴラインを深くしている
皮膚のたるみが進行していると、ヒアルロン酸注射だけでは改善が難しいことがあります。
目の下の皮膚のたるみが強いと、ゴルゴラインの上に皮膚が乗ってしまいくぼみがより深くなります。
ヒアルロン酸注射だけでゴルゴラインを消すのは難しく、過剰に注入してもパンパンになって不自然な仕上がりになってしまうでしょう。
ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射の注入量は何ccが適切?目安は0.5〜1cc
ゴルゴラインのヒアルロン酸注射に必要な量は個人差がありますが、一般的には片側0.5〜1cc程度が目安です。
ただしゴルゴラインの深さや皮膚の厚さ、骨格などによっても注入量は異なります。
ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射は少なすぎても効果を実感しにくいですが、多すぎると不自然に膨らんでしまいます。
実際にカウンセリングを受けて、自分にはどのくらい必要なのかを医師に見極めてもらいましょう。
ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射の持ちはどれくらい?持続期間の目安は6〜12ヶ月程度
ヒアルロン酸の種類や個人差にもよりますが、ゴルゴラインへのヒアルロン注射の持続期間は約6ヶ月〜12ヶ月程度です。
2回目以降の注入では、1回目に比べてより長く持続する傾向にあります。
ヒアルロン酸注射の効果は永続的ではないため、効果を持続させるには定期的な施術が必要です。
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ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射で失敗はあるのか
ヒアルロン酸注射は医師の技量によって仕上がりが左右されるため、失敗する可能性もあります。ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射で挙げられる失敗例は以下の通りです。
- 不自然に盛り上がる
- 左右非対称になる
- 触るとしこりがある
- 表面がボコボコする
ゴルゴラインは左右対称に出るわけではないため、注入量や位置によっては施術後に左右非対称に仕上がる可能性があります。
また注入量が多いと不自然に盛り上がったり、しこり・ボコつきできたりする場合もあります。
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ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射のダウンタイム
ゴルゴラインのヒアルロン酸注射にダウンタイムはほとんどありませんが、稀に腫れや内出血が生じることがあります。
通常1週間程度で落ち着くため、施術部位を刺激したり温めたりしないようにして過ごしましょう。
症状が治まらない、または悪化するようであれば施術を受けたクリニックに早めに相談することをおすすめします。
ゴルゴラインへのヒアルロン酸注射で失明はありえる?
極めて稀ですが、誤った部位に注入されると血流が遮断され、失明のリスクがあるといわれています。
しかしヒアルロン酸注射の際は誤った血管への注入を防ぐため、血管が多い部分は避けて施術します。
信頼できる医療機関で施術を受ければ、過度に心配する必要はありません。
以下の動画では、ヒアルロン酸注射による失明のリスクについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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ヒアルロン酸注入の副作用は?リスクを抑える方法も紹介
ゴルゴラインのヒアルロン酸注射の当院症例

施術内容 | ヒアルロン酸(ゴルゴライン:3cc) |
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施術の価格 | ヒアルロン酸:242,000円(税込) ※自由診療 |
施術回数 | 1回 |
副作用・リスク | アレルギー、内出血、血管塞栓、仕上がりの僅かな左右差など |
施術後はゴルゴラインのくぼみと影が消えて、頬にボリュームが出ています。
ゴルゴラインのヒアルロン酸注射の値段(当院の場合)
当院におけるヒアルロン酸注射の値段は以下のとおりです。
【料金】
ヒアルロン酸 (ボルベラ、ボリューマ、ボラックス) | 1本目:88,000円/1cc 2本目以降:77,000円/1cc |
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ブロック麻酔の使用 | 1部位につき+3,300円 |
カニューレの使用 | 1本につき+3,300円 |
注入量は人によって異なりますが、片側1ccずつ入れた場合は165,000円(税込)になります。
以下の動画ではヒアルロン酸注入の施術風景を紹介しているので、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
ゴルゴラインの改善にヒアルロン酸注射は有効な施術です。ただし子どもの頃からゴルゴラインがある方やたるみが強い方は、満足する結果が得られない可能性もあります。
まずは医療機関を受診し、ヒアルロン酸注射が向いているのか相談してみましょう。
当院ではできるだけ少ない注入量で効果を発揮できるよう施術を行っています。自然な仕上がりを目指している方は、ぜひ当院にご相談ください。
※国内における未承認医薬品・医療機器が含まれる自由診療となります。
※施術に使用する医薬品・医療機器は医師の判断のもと、個人輸入にて入手しています。
※個人輸入において注意すべき医薬品等については、厚生労働省からの案内もご参照ください。
※本施術に使用でき、かつ同一の性能を有する他の国内承認医薬品・医療機器はありません。