サーマクールとハイフの違いは？どっちを選ぶべきかを解説

サーマクールとハイフはどちらも、熱エネルギーを利用したたるみ治療です。

医療機関の施術ページを見ただけでは違いがよくわからず、「結局どっちがいいの？」「どちらが自分に合っているの？」と迷っている人も多いでしょう。

今回はサーマクールとハイフの違いや、どちらを選ぶべきかを解説します。たるみ治療を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

サーマクールとハイフの違い

	サーマクール	ハイフ
照射するエネルギー	RF（ラジオ波）エネルギー	高密度の超音波
照射する深さ	真皮層〜脂肪層	真皮、脂肪層、SMAS筋 （カートリッジで深さが異なる）
施術内容	肌に機器を当ててエネルギーを照射することで、肌を傷つけずに治療できる。

サーマクールとハイフはどちらも熱エネルギーによるたるみ治療ですが、以下のような違いがあります。

	サーマクール	ハイフ
効果	肌の引き締め （タイトニング）	組織の引き上げ（リフトアップ）
アプローチできる悩み	・皮膚のたるみ ・肌のキメ不足 ・口横のもたつき ・二重あご	・フェイスラインのたるみ ・口横のボリュームやほうれい線 ・二重あご
効果の持続	約半年〜1年	約3〜6ヶ月
費用相場	20〜30万円	4〜10万円
痛み※	比較的強い	比較的小さい
施術時間	30分程度	30分程度
ダウンタイム	ほとんどなし〜数日	ほとんどなし〜数日
リスクや副作用	・赤み ・ほてり ・やけど ・むくみ ・色素沈着	・赤み ・ほてり ・やけど ・むくみ ・色素沈着 ・しびれや神経麻痺

サーマクールとハイフの違いについて、詳しく解説します。

効果

• サーマクール：肌の引き締め（タイトニング）
• ハイフ：組織の引き上げ（リフトアップ）、ボリュームダウン

サーマクールは真皮〜脂肪層と比較的浅い部分に作用するため、肌の引き締めが得意です。肌がキュッと引き締まります。

またコラーゲン生成の促進効果もあるため、ハリツヤの向上を実感できるでしょう。

一方で、ハイフはSMAS筋膜という皮膚の深い部分に熱を加える施術です。緩んだ筋膜を収縮させることで、リフトアップ効果が得られます。

また、リニアカートリッジを用いて脂肪層に熱を加えることで脂肪溶解効果も期待できます。

フェイスラインのたるみや口周りのもたつきが気になる方には、引き上げ効果の高いハイフがおすすめです。

アプローチできる悩み

サーマクール	ハイフ
・皮膚のたるみ ・肌のキメ不足 ・口横のもたつき ・二重あご	・フェイスラインのたるみ ・口横のボリュームやほうれい線 ・二重あご

サーマクールはタイトニング（引き締め）、ハイフはリフトアップ（引き上げ）が得意な施術です。

肌の弾力低下や口横の皮膚あまりが気になる人には、皮膚の浅い部分にも熱が入り引き締め効果があるサーマクールが向いています。

ハイフは、加齢で筋膜層が緩んでいる人や、口元やほうれい線の脂肪が下垂している人に効果的です。筋層や脂肪層に熱が入ることで、フェイスラインの引き上げや脂肪燃焼によるもたつきの改善がされます。

効果の持続

• サーマクール：約半年〜1年
• ハイフ：約3〜6ヶ月

サーマクールは施術後2〜3ヶ月ほどで効果が最大化し、半年から1年間効果が持続するといわれています。

ハイフは施術後1ヶ月ほどで効果を実感でき、持続期間は3〜6ヶ月ほどです。

どちらも効果が永久に続くわけではなく、状態を維持するためには定期的な照射が必要となります。

費用相場

• サーマクール：約20〜30万円
• ハイフ：約4〜10万円

サーマクールの費用相場は、「顔全体」もしくは「顔全体＋首」への照射で20万円〜30万円ほどです。半年〜1年に1回施術を受けるとなると、費用面がネックとなるかもしれません。

ハイフは顔全体への照射を1回4〜10万円ほどで受けられるため、サーマクールに比べてリーズナブルです。ただし効果の持続期間は3〜6ヶ月ほどなので、1年に2〜4回ほど受ける必要があります。

痛み

• サーマクール：比較的強い
• ハイフ：比較的弱い

痛みには個人差がありますが、サーマクールは部位によっては痛みが強いといわれる施術です。しかし改良が進められ、以前よりは痛みが緩和されています。

ハイフも痛みを感じることはありますが、ずーんとくるような鈍痛や筋肉痛のような痛みです。

照射パワーによっても痛みの程度は変わるため、我慢できないほどの痛みを感じた場合は、施術者に申し出ましょう。

施術時間

• サーマクール：30分程度
• ハイフ：30分程度

施術時間は照射部位によっても異なりますが、顔全体への照射はどちらも30分程度で終わります。

施術後もすぐに帰宅できるため、長い時間はかかりません。

ダウンタイム

• サーマクール：ほどんどなし〜数日
• ハイフ：ほとんどなし〜数日

どちらもダウンタイムはほとんどありません。赤みやむくみが出る場合もありますが、基本的には数日以内に治まります。

もし数日経っても症状が良くならない場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

リスクや副作用

サーマクール	ハイフ
・赤み ・ほてり ・やけど ・むくみ ・色素沈着	・赤み ・ほてり ・やけど ・むくみ ・色素沈着 ・しびれや神経麻痺

サーマクールやハイフは皮下組織に熱を加える施術であり、施術後に副作用が起こる可能性があります。

ただし、重篤な副作用が出るケースは稀で、ほとんどは赤みやむくみです。基本的には数時間〜数日で治まります。

ただしハイフは皮膚の深いところまで届く施術なので、しびれや神経麻痺のリスクはあります。安全に施術を受けるためにも、エステサロンではなく医療機関を選ぶようにしましょう。

サーマクールとハイフは結局どっちを選ぶべき？

サーマクールとハイフは、目的や悩みによってどちらを選ぶべきか変わります。

サーマクールが適している人	・顔全体を引き締めたい人 ・肌のハリ低下やシワが気になる人 ・身体の引き締めをしたい人
ハイフが適している人	・フェイスラインのたるみを引き上げたい人 ・二重あごが気になる人 ・顔に脂肪が多い人

一概にどちらが良いということはないため、自分に合った方を選ぶのが大切です。

自分で判断するのが難しい場合は、クリニックで相談してみましょう。

サーマクールとハイフは併用可能

サーマクールとハイフはそれぞれ熱を加える層が異なるため、併用可能です。

サーマクールの引き締め効果とハイフの引き上げ効果を組み合わせることで、より高い小顔効果を得られます。

当院では、サーマジェン（サーマクールの進化系）とハイフを組み合わせた「ハイサーマ」を実施しています。サーマジェンはサーマクールよりも痛みが少ないため、痛みが不安な人にもおすすめです。

当院のハイサーマの料金は以下の通りです。

	回数	費用
ハイフ400ショット ＋4リフトサーマジェン	1回	99,000円
ハイフ600ショット ＋4リフトサーマジェン	1回	117,700円

ハイサーマに興味がある方は、ぜひご相談ください。

まとめ

サーマクールとハイフの違いは、以下の通りです。

	サーマクール	ハイフ
効果	肌の引き締め （タイトニング）	組織の引き上げ（リフトアップ）
アプローチできる悩み	・皮膚のたるみ ・肌のキメ不足 ・口横のもたつき ・二重あご	・フェイスラインのたるみ ・口横のボリュームやほうれい線 ・二重あご
効果の持続	約半年〜1年	約3〜6ヶ月
費用相場	20〜30万円	4〜10万円
痛み※	比較的強い	比較的小さい
施術時間	30分程度	30分程度
ダウンタイム	ほとんどなし〜数日	ほとんどなし〜数日
リスクや副作用	・赤み ・ほてり ・やけど ・むくみ ・色素沈着	・赤み ・ほてり ・やけど ・むくみ ・色素沈着 ・しびれや神経麻痺

サーマクールとハイフそれぞれに良さがあるため、悩みに合わせて選ぶことが大切です。またサーマクールとハイフは、併用することもできます。

サーマクールとハイフのどちらにすべきかお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。